日本海沖に浮かぶ小島に呼び寄せられてきた涼。
弥津奴(みづぬ)は小島に住む古い血を受け継ぐ一族の当主で、滅多に人前には出てこない。
そのイモウトの螢子だけが彼の感情を理解できる唯一の存在であった。
来て間もない涼を本当の姉のように慕う螢子だが、彼女はその華奢で色白の身体からは想像のつかないものを秘めていた…。
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